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ウワミズザクラ  上溝桜
バラ科ウワミズザクラ属
北海道(石狩平野以南)、本州、四国、九州(熊本南部まで) 日当たりのよい谷間や沢の斜面など 落葉高木(高さ15-20mになる) 果実は赤から黒へ 食べられる 両性花<1>
落葉樹林内に普通 葉は①しわが目立ち②葉枝が短く③蜜腺は目立たないことが特徴 実は赤~黒に熟し、甘酸っぱく食べられる 樹皮はサクラ属と異なり明瞭な横筋は認められず、老木では網目状に割れる<4>
冬芽は2/5のらせん生であり、ほぼ伏生し、三角状卵型で、先がやや尖る。葉痕はいちじるしく隆起し、半円形で、3個の維管束跡をもつ。側生枝は、落枝痕を残して落ち、その側方に冬芽を付ける<9>

1) 8mほどの大木から横に枝が伸びていた。
11)小さな蜜腺があるが不明瞭
15)花が咲いて初めて存在に気付いた
17) つぼみの状態
18)少しずつ膨らんだ
19) あともう少しで開花
20)開花
22)-25) 実
29)-31) 枝の先端はほとんど落ちている。
32) これは葉痕ではなく落枝痕
34) 落枝痕
35) 光を求めて曲がりくねっている


16) 年度末。今日は退任のあいさつと送別会がぎっしり。そのまま少しでも休むことが出ればいいのだが、明日からまた出勤だ。むむ。というわけで、今年度最後のこの森は、サクラシリーズの最終回です。この春、花が咲いて、初めてその存在に気付いた樹がいくつもあったが、これもその一つ。サクラの花とは思えないが、これもサクラに近い仲間で、ウワミズザクラです。この日曜日に咲き始めていました。つぼみがたくさん付いていましたので、満開になったらどうなるか楽しみです。拡大してみましょう
 20) ウワミズザクラの花。かつてはバラ科サクラ属だったが、今はウワミズザクラ属として独立している。まるでコップ洗いブラシですね。■これでこの森の樹木60種達成です。キリがいいところかな。明日からの仕事次第でしばらくお休みをいただくかもしれません。今年度、ご声援ありがとうございました。(2021/3/31)

<実が生った>
23) コロナ感染大爆発のあおりもあって、職場は混迷状態。みんな浮足立っている感じで難題続出である。なので今日は簡単に。ウワミズザクラの実です。これは6/12のもの。まだまだ青いですね。
24) これが土曜日(8/7)のウワミズザクラの実。やっと色づきました。上の黒いのがほぼ完熟ですね。甘くてよく果実酒にするそうです。新潟あたりだとアンニンゴ(杏仁子)といって青い果実を塩漬けにするそうです。杏仁豆腐の香りがするんだとか。でももうちょっと熟すかなと思いつつ、念のため写真だけ撮っておきました。そしたら翌日。。。
25) 日曜日(8/8)あらまあ、二つあった実が一つになっていました。犯人は誰だ。まあ、鳥でしょうね。黒い方が甘いと分かっていたのでしょう。昨日の月曜日はまだ残っていましたが、食べられるのは時間の問題でしょう。果実酒にできるだけこの実を摘むのも鳥との競争でかなり大変そうです。(2021/8/10)
<紅葉した>
26) 今年のこの森の紅葉は、いまいちです。もちろん一つ一つの樹はしっかり紅葉しているんですが、どうも全体としてバラバラで去年のようなハッとする風景が見られない。何故だろうとよく森を見てみると、どうもカツラやケヤキのような早く紅葉する樹はより早く(そしてすぐ落葉)。一方、遅いカエデ類はいまだ全然紅葉していない。つまり色とりどりに一斉に色づかないようなのです。天候不順だったため、それぞれの樹が三者三様の生存戦略を取っているせいかもしれません。というわけで、今年は単体の樹の紅葉にスポットを当てたいと思います。まず、これはウワミズザクラの黄葉です。清楚な感じの黄色です。まだ緑の葉も混ざっているので少し汚く見えます。左の緑はイタヤカエデで、こちらは濃い黄色に色づくはずですが、まだ全然その気配がありません。赤いイロハモミジもあるんだけど全く色づいていない。
27) ウワミズザクラの黄葉。ちょうど黄色の葉、色づいていない緑の葉、すでに落葉しそうな葉が混在しています。全体として、だからパッとしないんですね。でもこれはこれで葉を一枚一枚みれば見どころがあります。(2021/11/29)
<冬芽>
29) 今日は冬芽です。これはウワミズザクラ。しかしなんか変です。普通、冬芽は枝の先端にあるのですが、みんな折れているようです。誰かが折ったのでしょうか、けしからん。と思いきや、これはウワミズサクラの戦略なんだとか。ウワミズザクラは、ほとんど秋になると枝を落としてしまうそうです。ウワミズサクラは、そう高くならない樹。つまり暗い森の中で生き延びる樹。だからやたらに枝を伸ばさずに、葉の隙間を見つけて一気に枝を伸ばすといいます。だから、この樹の枝も、ぐねぐねと曲がっていたのでした。賢いんですね。称して「省エネ耐陰生活」(清和研二 出典はこちら)。
 32) ウワミズザクラの冬芽です。下の丸いのは、例によって、葉痕。かと思ったら、どうも違うようです。これは枝を落とした跡。葉痕もあるらしいのですが、見つかりませんでしたので宿題。冬の落葉樹もいろいろな見どころがあります。(2022/1/18)
<芽生え>
36) 芽生えシリース第2弾。早々と芽生えた樹木のもうひとつは、これ。ウワミズザクラです。冬芽の紹介をしたときに、暗い森の中で生き延びるため、やたらに枝を伸ばさず枝を落とし、葉の隙間を見つけて一気に枝を伸ばす「省エネ耐陰生活」の樹と書きました。これは、日が当たる絶好の場所にぐにゃりと曲がって伸びている枝です。だから早々と芽生えたのでしょうか。
38) ウワミズザクラの芽生え。ここには4つの冬芽が付いていましたが、4つとも芽生えようとしています。でもこれってよく見ると花芽のようにも見えます。ウワミズザクラは葉が展開した後に花を咲かせるので、そんなはずはないです。要継続観察です。(2022/3/7)

1) 2021/3/24  2)-3) 3/17  4)-13) 3/19  14) 3/20  15)-16) 3/28  17) 3/19  18) 3/27  19)-21) 3/28   22) 5/1  23) 6/12  24) 8/7  25)8/8 26)-28) 11/28 29)-32) 2022/1/8  33)-35) 1/15 36)-39)  3/5

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