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ヤマアジサイ 山紫陽花 別名 サワアジサイ
アジサイ科アジサイ属
本州(関東地方以西)、四国、九州 山地の谷沿いや湿った斜面など 花の色は紅色系、青色系など、濃淡もさまざま 葉の鋸歯は三角状から波状のものまで変化がある。 裏面の脈上と脈腋に短い縮毛がある ガクアジサイより全体に小振りで繊細な感じがする。<2>
山地の谷沿いなど湿った林内に普通 ガクアジサイに比べ葉は薄く、表面の光沢は弱く、裏は脈沿いなどに毛がある。葉裏の脈腋に白い毛の塊がある(ガクアジサイは無毛)。 葉表には伏毛が散在する<4>

1) 山の奥の谷沿いに咲いていた。山の入り口に多いガクアジサイと"雰囲気"が違う。葉が小振りで、花が清楚なのだ(花色が白いのはたまたまだろうが、清楚に見えるのはそのせいではある)
2)-3) つぼみ 5/4
4) 開花 5/23
5) 咲き始め 5/30
6) 満開 6/12
7) 花の末期 6/26
11) 葉表には伏毛が散在
12) 裏の脈沿いに毛がある。脈腋に白い毛の塊がある(しかし塊と言えるかは微妙)。
1) この土曜日の「緊急安全確保」(レベル5)は、全国初の発令だったことを後で知りましたが、この地域ではそう被害はなかったことは幸運に過ぎないかもしれません(近くの熱海の方々にはお見舞い申し上げます)。土砂災害の危険性の高いこの森に行くのはしばらく自重し、この森の紹介はしばらくお休みするつもりですが、一つだけ紹介し忘れていたものがありました。写真は多分ヤマアジサイです。先日はガクアジサイを紹介しましたが、こちらは、山の奥の谷沿いにポツリと咲いていました。ヤマケイ図鑑の記述を紹介しましょう。「類似種との区別点」として「ガクアジサイより全体に小振りで繊細な感じがする」。"感じ"などという印象論で区別できるものか、とも思いますが、いろいろ観察していると"感じ"っていうのは重要だと考えるようになってきました。まさに、この花はガクアジザイとは違う"感じ"なのです。
 
6) このヤマアジサイが「ガクアジサイより全体に小振りで繊細な感じがする」のは、色が白いからかもしれません。しかし、ヤマアジサイにも赤色系や青色系とさまざま色があるようなので、白いからヤマアジサイってわけではありません。やっぱり全体の雰囲気なんですね。傍証としては、この花だけは山の奥の谷沿いにポツリと咲いていたこと(ガクアジサイは森の入り口でした)、ヤマアジサイは関東以西の山の谷沿いにごく普通にみられるとされているからです。細かい点としては葉の毛の付き方でも区別できるようです(11,12)。(2021/7/5)

1) 2012/6/12 2)-3) 5/4 4) 5/23 5) 5/30 6) 6/12 7) 6/26 8)-12) 6/12 

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