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A)トネアザミ 利根薊
キク科アザミ属
関東地方の山野に普通に生える。ナンブアザミに比べて葉の切れ込みが深く、葉や総苞片の棘が太くて長い。総苞片は花期9~11月<51>
ナンブアザミの亜種。葉や総苞片の棘が太くて長く、頭花の柄が短い。総苞は粘着しない。<52>
A1) 葉が大きく棘が鋭く荒々しい。イガアザミかもしれない。
A3) 花は横向き
A4) 開花すぐの花

秋の花と言えば、やはりアザミでしょうか。路地から高山まで、さまざまなアザミが咲き、山歩きの一つの楽しみでもあります。しかしその種類は日本だけで150種もあり、なかなか識別は困難です。有名どころでは、富士山だけに咲くフジアザミ(これは特徴的)とか八ヶ岳のヤツタカネアザミとか、尾瀬のオゼヌマアザミとか。きりがありませんね。さて、この森に咲いていたこのアザミは何と言うアザミでしょうか。じつは、よくわかりません。一つの区別の仕方として、花が上を向くか、横を向くか。上を向くアザミの最も普通のが、ノアザミ。これは横を向いているので、ノアザミではありません。横向きアザミは、低山では地域ですみ分けているようです。九州はツクシアザミ、東北はナンブアザミ、近畿はヨシノアザミ。そして関東はトネアザミ。よってこれはトネアザミ。いい加減ですが、とりあえずということで。ちなみに葉の切れ込みが深いのはトネアザミの特徴らしいので、一応合致しています。
A6)トネアザミを横から見たところ。トネアザミの特徴は、総苞片(花の根元)の棘が太くて長いことなので、一応合致。しかし太くて長いと言われても、何に比べてという比較がないと分かりません。
A5)トネアザミの花の拡大。よく見ると筒状の花の先が5裂しています。これはヤクシマアザミの特徴らしいですが、屋久島の固有種がこの森に咲くわけがないので、筒状花の先が5裂するのはヤクシマアザミだけなのか調べる必要がありますが、今日は時間切れ。アザミの世界は奥深いです。
それにしても、アザミの種類の多さは半端ないですね。一部を除いてみんな同じに見えるし。アザミの場合は、それぞれの種の分布地域がかなり限定されているようなので、咲いている場所で、ある程度識別できるのかもしれません。アザミを求めて全国の山めぐりもいいかも。(2021/10/4  L)
<種子>
A9) 晩秋の森は寂しいです。例えば、紫色に我が世とばかりに咲き誇っていたトネアザミ(多分)も、こんな感じに。しかし、よく見ると。。。
A10)トネアザミの種子。こうやって風で種子を飛ばすんですね。意外に繊細です。(2021/11/22)

B)タムラソウ 田村草
キク科タムラソウ属
本州、四国、九州 山地の草原に生える 葉は互生し棘はなく、やや薄く、卵状長楕円形で羽状に深列または全裂。裏面は淡緑色で両面に細毛<52>

B1)森を抜けた奥まった草原に群生していた
B5)筒状花の花冠は5裂するというが微妙。雄しべと花粉はタムラソウと合致
B6)総苞は広卵状球形、総苞片は密接して7列、外片は広針形
B7) 頭花のふちに雄しべのない小花が1列つくというが、よくわからない。
B8)棘がないし、柔らかだし、到底アザミの葉とは思えない、
 
B1) 昨日のアサギマダラがいたアザミみたいな花の群生です。森を抜けた奥まった草地に生えていて何だこれは、と驚いたものです。何アザミでしょうか。ノアザミかな、それともキツネアザミかな、と思いましたがこれらは春に咲く。天候不順で季節外れの開花なのか(ガマズミヤマツツジみたいに)、しかしこんなにそろっては咲かないよな、と何度も足を運んだのでした。おかげでアサギマダラと会えたのですが。どうやらこれはタムラソウのようです。キク科タムラソウ属。アキノタムラソウ(シソ科)(→「この森の花たち」49)とは似ても似つかないですね。なぜこの名かは不明とのこと。例によって拡大してみましょう。
B4) タムラソウの花。花だけ見ると、アザミそのものですね。もっと拡大してみましょう。
B5) タムラソウの花。筒状花から雄しべが出て花粉を出しています。これはアザミと同じのようです。しかしアザミ属とは葉が全然違います。そこでタムラソウとしましたが、本当にそうなのかはあまり自信はありません。(2021/10/25  N)
<種子>
B13) 仕事がうまくいかないと、趣味の方もうまくいかなくなるものだ。この森はちょうど冬との端境期であまり目を惹くものがないのはまあいいとしよう。森を歩くだけでもリフレッシュする。問題は写真の方で、愛用しているソフトがうまく作動しなくなった。というかPC自体が最近不具合が多い。メンテしないといけないと分かっていても、このPCを導入してまだ2年もたっていないのに。昔はメンテ自体を楽しんでいたものだが、最近は億劫なのだ。それがいけないんだろうけど。と、ぶつくさいいながら今日のワンショットは、いかにも初冬らしい一枚だと自分では思っているが、これは紫の花をたくさん咲かせていたタムラソウの今日の姿です。これ、不思議なのは花が付いていたところだけが枯れているんですね。同じ紫のアザミは花が果実となって種をたくさん飛ばしているのにどうしたことでしょう。
B14) タムラソウの果実。群生しているので花は何十も咲いていたのに、果実になっていたのはほんのわずかでした。しかも、まるでドライフラワーのようです。いったいこのタムラソウの群生に何が起こったのでしょうか。(2021/11/17  N)
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<類似種>
キク科アザミ属
葉に棘がある
<花は横向き>
○ツクシアザミ 四国(西部)、九州 山野に普通
総苞は鐘形、総苞外片は斜上する。
○ナンブアザミ 本州(中部地方以北) 雪の多いところに普通
総苞は筒形、外片は先が長く反り返る。
○A)トネアザミ 本州(関東地方、中部地方以南) 山野にごく普通
○イガアザミ 本州(関東地方) 海岸近く
葉や総苞片の棘がトネアザミよりはるかに太くて長く、荒々しい感じがする。
○ヨシノアザミ 本州(近畿・中国)  山野に普通
葉や総苞片の棘が短い。   以上<51>
○フジアザミ
○エゾノサワアザミ
○チシマアザミ
○タイシャクアザミ
○ウゴアザミ
○ヤツタカネアザミ
○ノリクラアザミ  以上<52>
 
<花は上向き>
○ノアザミ 本州、四国、九州 山野にごく普通
花期5-8月 総苞は球形、総苞片は反り返らず粘る
○ノハラアザミ 本州(中部地方以北)
花期6-12月 総苞は鐘形、粘らない、
■キク科キツネアザミ属
○キツネアザミ 本州、四国、九州、沖縄 道端や空き地に普通に生える
花期5-6月 葉に棘がない。総苞は球形、総苞片8列<51>
■キク科タムラソウ属
○B)タムラソウ 本州、四国、九州 山地の草原
花期8-10月。葉に棘がなく、羽状に分裂、裂片は4-7。総苞は広卵状球形、総苞片は密接して7列、外片は広針形。<52>







































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