1)
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2)
2)
3)
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4)基部の小葉は丸形
4)基部の小葉は丸形
5)葉が落ちた後
5)葉が落ちた後
6)
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7)
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8)
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9)毛があるのがポイント
9)毛があるのがポイント
10)
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11)
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12)
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13)別の個体
13)別の個体
14)
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15)
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16)基部の小葉は丸形
16)基部の小葉は丸形
17)a実
17)a実
17)b
17)b
17)c
17)c
18)樹皮
18)樹皮
19)幼樹
19)幼樹
20)
20)
21)
21)
22)
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23)
23)
〇ヤマハゼ   山黄櫨
ウルシ科ウルシ属
本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄 山地 落葉小高木(高さ5~8m)になる。雌雄別株。ヤマウルシとよく似ているがヤマウルシは果実に刺毛があるのに対し、ヤマハゼの果実は無毛。<2>
林縁や明るい林内にやや普通 ヤマウルシとよく似るが本種の小葉はより長く、基部の小葉はヤマウルシほど小さく丸くならない。<4>

〇ヤマウルシ  山漆
ウルシ科ウルシ属
全国 山地~丘陵 落葉低木(高さ3~8mになる) 雌雄別株 果実に刺毛が密生するのが特徴 ヤマハゼによく似ているが雌株の子房の毛の有無(ヤマウルシは有毛)で見分ける。幼樹には鋸歯あり<2>
林縁や尾根、明るい林内などに普通。山地に多いが海岸近くにも生える。ヤマハゼやハゼノキに似るが、基部の小葉が小さくほぼ円形になることがよい区別点<4>

<似た者同士>
ヤマウルシ 葉の表面は毛が散生 裏は毛が脈上に多い 基部の小葉が小さくほぼ円形 実には刺毛
ハゼノキ 葉は全体に無毛 基部の小葉は丸くない
ヤマハゼ 葉にはしわ、裏は毛が脈上に多い 基部の小葉がほぼ円形でヤマウルシより大きい 実は無毛
★ヤマハゼとヤマウルシを見分けるには果実を採取する必要がありそうだ。しかし果実を採るといっても高くてなあ。

1)-12)  23) D16+2(尾根道第二広場) 高さ5m 雄株 ヤマウルシか。
 4)基部の小葉は丸いのでハゼノキではない
   6)樹皮に縦筋があるのでヤマウルシに近い
 9)葉に毛があるのでハゼノキではない
   20)-22) 開花。雄花なので、これは雄株
   23) 翌年の紅葉(2021/10/30)
13)-18) B01+2(女坂展望台の下) 高さ8m  雌株 果実からはヤマハゼか。
 16)基部の小葉は丸いのでハゼノキではない。しかし4)と比べて大きいとも小/さいとも。
 17)果実に刺毛はない感じだけど。。
 18)樹皮は微妙
19)尾根道の上段南巻道 幼樹 鋸歯でないから、こちらはヤマハゼか。

<つぶやき>
13)コロナを避け、今日もいつもの森へ。照葉樹林帯は今日も緑が鮮やかです。その中に紅葉した葉が目に飛び込んできて、美しいです。これは何の樹の紅葉だろうと、ここ数日いろいろ楽しめました。高木ならケヤキやイヌシデ、ムクノキが多いようでした。たまにアカシデもありました。この時期ならではの発見です。しかし、これほど鮮やかな赤は珍しいです。これは何の樹でしょう。
14)幸い赤く紅葉した樹は登山道のすぐ脇にありました。結構高い樹です。夏の間は全然気が付かなかったのですが、このあたりに多いアラカシやタブノキやイヌシデとは全然違う葉です。羽のように並ぶ羽状複葉です。
15)これは望遠で写したもの(400mm ざっというと16倍くらい)。赤く色づく羽状複葉といえば、ナナカマドかウルシの仲間です。ナナカマドは山の紅葉の定番です。しかしこの葉は鋸歯がないので、ウルシの仲間ですね。ウルシにもいろいろあって、これが難しい。かなり悩みました。
17)a たまたま実をつけていた雌株だったので実からはヤマハゼのようです。しかしこの写真だけだとよくわからない。ヤマウルシかもしれません。明日はこの実をよく見に行こう。採取できればいいのだが高いからな。(2020/11/22)
17)b三連休は結局、この森づくし。写真はたくさん撮ったが少し飽きたなあ。ちょっと気になっていた仕事に時間をかけて取り組んでしまった。なので今日は昨日の続きの一枚だけ。鮮やかに赤く紅葉した高木は、ヤマウルシかヤマハゼか。実を見れば判りそうだった。しかし実はかなり高い。最近気が付いたのだが、実はだいたいどの樹も樹のてっぺんの方に多く付くようなのだ。日がよく当たるからな。なのでさまざまな樹のてっぺんを望遠で写してみたのだが、これがなかなか難しい。やっと撮れたのがこれ。本当は、実は垂れ下がるんだろうが、風のせいかこんがらがっている。最初はつる植物がからまっているのかと思ったものだ。
17)c 拡大したもの。ヤマウルシは果実に毛が生えているらしいが、毛はないようだ。なので、これはヤマハゼ。この判別には苦労しました。でもこの区別は実用的なんです。ヤマウルシはかぶれやすいからです。ヤマハゼもかぶれ成分があるので、樹液や若葉には要注意。なかでもツルウルシは一番かぶれやすいそうなので、注意が必要(ツタウルシの葉は卵型3出複葉なのでやっかいですが)だそうです。(11/23)

<開花>
21) この森の春の花の季節、3月から5月にかけて次々に樹々が花を咲かせる季節が終わったようだ。思い返すと、行き当たりばったりだったため見逃してしまった花も多い。樹の花は目立たない花も多く樹冠に咲く場合が多いので、その気にならないと見過ごしてしまうのだ。来年はよくチェックして見逃さないようにしよう。今日は辛うじて気が付いたヤマウルシの花。沢山の花が団子のように付いて目立っていたのだ。拡大してみましょう。
22) ヤマウルシの花です。雄しべが目立ちますね。雄花です。ということは、雄株。つまり実は付かない。ヤマウルシは実でそっくりさんのヤマハゼと区別できるので、期待していたんだけどな。
なお、慌ててB01+2のヤマハゼと思しき樹を見に行ったが、すでに花は落ちていた。(2021/6/11)

1)-12)  2020/11/8  ただし6)は11/22 すでに葉が落ちていた
13)-19)  11/22   17b)17)c  11/23 20)-22) 2021/5/23 23)2021/10/30

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