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アカメガシワ 赤芽柏 別名ゴサイバ、ヒサギ
トウダイグサ科アカメガシワ属
本州、四国、九州、沖縄 採伐跡地や崩壊地、林縁などの明るいところに多い 落葉高木(高さ15mになる) 雌雄別株 新芽が赤くカシワの葉と同じように葉に食物をのせたことからこの名がある 原木をヒラタケ栽培に利用する。冬芽は裸芽で、灰色の星状芽が密生する。頂芽は大きく、側芽は丸く小さい。葉痕は円形で大きい。維管束痕は多数ある。<2>
林縁や荒れ地、道端、採伐跡地など明るい場所に普通 枝先の若葉が赤いことがよい目印 先駆性樹木なので幼木を目にする機会が多い。幼木ほど3浅裂する葉が多く波状の鋸歯があるが、成木ではほとんどが不分裂葉で全縁となる。<4>
種子は100年の寿命がある。典型的な陽樹で採伐跡地や崩壊地に真っ先に生える。花序が枝の先端について、茎の先端の成長が止まるため、枝先近くに3個内外の側芽が成長し、常に盃状になる<10>

1)-16) F10  雄株
24)-25) D50  雌雄不詳

 2)-6)  若葉が赤く美しい
6)花序が枝の先端について、茎の先端の成長が止まるため、枝先近くに3個内外の側芽が成長し、常に盃状になる
13)  葉裏の星状毛
14) 雄花のつぼみ
15)-16) 雄花。花弁がない。
17) 樹皮はマスクメロンのように浅く裂けるというが、それほどでもない。

9) 今日は樹木識別の難しさを痛感したケースを紹介します。判明するまで1年近くかかりました。これは昨年の9月の写真です。この森でいつも休んでいる"いつものベンチ"のすぐそばにその樹はありました。残念なことに葉に手が届かず、これは望遠で写しています。この角ばった葉の形、20cm近くある大きな葉、この場所は元は里山で農家が育てていたと思われる樹が多いことから、中国産のキリ(桐)ではないかと見当をつけました。その段階で確定しようかと思いましたが、キリなら紫の綺麗な花を咲かせるので、それまで待つことにしました。
3) 春になって、4月。"キリ"が芽吹き始めました。赤い美しい葉です。"キリ"の若葉は美しい、と紹介しようかとも思いましたが、花はもっと美しいはずだからと、花が咲くの待ったのでした。今思えば、待ったのが正解でした。ほんの少し知識があれば、この若葉の赤で、この樹が何の樹がはっきりわかったはずだったのです。
14) 6月、"キリ"の花のつぼみです。時期的にもぴったりです。紫の花は来週には咲くかな、楽しみだな、とまだ"キリ"だと思い込んでいました。ところが花が開いて吃驚仰天したのでした。。。
16) "キリ"の花が咲きました。何と紫ではない。それどころか花びらさえないのです。"キリ"ではないということです。これはアカメガシワの雄花でした。赤芽柏、若葉が赤いのでその名があります。4月の赤い若葉で気づくべきでした。この樹は、伐採地などに真っ先に生えるごく普通の樹だそうです。カシワと同じように食物をのせるのに葉を使った身近な樹とのこと。綺麗な花ではない。でもおかげでアカメガシワの1年をじっくり観察することができました。(2021/7/2)
<紅葉>
18) まだまだ紅葉シリーズが続きます。今日紹介するのはアカメガシワ。これは紅葉というより、こんなところにも育っていましたということで。この森のすぐ近くの東海道です。今は国道1号線。街路樹ではなく、雑草のように勝手に生えてきています。この樹はパイオニアといって崩壊地などに真っ先に生える樹です。なぜかこのあたりの道路に雑草のように生えています。この樹はかなり大きくなるんです。
20) 立派に育ったアカメガシワです。10mぐらいでしょうか。高くなりすぎてとても街路樹には失格ですね。黄色く紅葉しています。手前の上がすでに枯れたコナラ。奥の下の方が、色づかないで枯れるミズキです。黄色いのがすべてアカメガシワとなります。拡大してみましょう。
22) アカメガシワの紅葉です。葉柄が赤いのもいいですね。
<冬芽>
芽生えが始まらないうちに、冬芽の紹介を急ぎます。これはアカメガシワです。芽燐に覆われず、伸びる前の葉がそのまま縮こまって芽をつくっている裸芽というタイプです。寒さ対策としては弱そうですが、代わりに毛に覆われています。アカメガシワは、明るい場所で真っ先に育つパイオニア植物なので、冬芽を守るために芽燐をつくるエネルギーを、成長の方に振り向ける戦略でしょうか。(2022/3/9)
<芽ばえ>
24) 腰痛再発で、この土日は森に行けなかったので、ストック写真でしのぎます。これはアカメガシワの芽生えです。名前の通り、芽が赤いんですね。本当に赤いのかどうか、芽生えを待っていたのです。例によって拡大してみましょう。
25) アカメガシワの芽生え。赤いですね。さらに毛に覆われています。なお、腰痛の方は、今日は仕事を早退して医者へ。少しずつではありますが良くなっている気配はあります。(2022/4/18)
26) 腰痛のためストック写真でしのぐシリーズ(^^♪。これは森を出て、車がすぐ横をビュンビュン走っている国道です。手前がスミレ、向こう側が先日、"赤い芽ばえ"と紹介したアカメガシワです。スミレはこういう場所が好きみたいなので不思議ではないのですが、アカメガシワは心配になります。なぜなら高さ15mにもなる高木だからです。アカメガシワは崩壊地などで真っ先に育つパイオニア種なのですが、選んだ場所が悪かったような。こんな感じで道路に生えているアカメガシワがこの付近にはたくさんあります。森に近いからなんでしょうか。
27) アカメガシワの"赤い芽ばえ"です。どこまで育つかな。(2022/4/20)


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