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サンショウ  山椒
ミカン科サンショウ属
北海道、本州、四国、九州 丘陵や低い山地のやや湿り気の多い林縁や林内 落葉低木(高さ1-5mになる) 雌雄別株 野生の雌株は少ない<2>
明るい林内や林縁にやや普通 葉を揉むとサンショウの香りがあり、鋸歯は葉先で凹む形で、枝に対生する棘があることが特徴で見分けやすい。<4>

○F26   雄株 いつものベンチ中央 高さ5m
2)-4) 見事に花が咲いていた。
5) これは雄花のようだ。
6) その一週間後の雄花。
7) 対生する棘
17)-20)  紅葉 18)が11/28、20)が12/3とだんだん濃くなっていった
○F18   雄株 北側クヌギの下 高さ2m
12) 別の株(F18)。こちらも雄株だ。
22) 冬。中央(ムラサキシキブ)の右隣。
23) 冬芽(仮頂芽)は丸く小さい
24) 冬芽(側芽)ととげ(托葉針)
25)-26)  葉痕
○F26の2  雌株 いつものベンチ西側直下。高さ3m
13)-16)  実が生って雌株と判明
21)  雄株が色づいているのにまだ色づかない
27)-29) 雌株の芽生えと開花

<雄花>
1)-3) この森の春の花シリーズ。今日はサンショウです。黄色い花が沢山咲いていて見事でした。この樹も花が咲いて初めてサンショウと気づきました。葉を揉むと、あの山椒の匂いそのものなので、匂いですぐ分かったはずなんですが。山椒は実だけでなく、葉はハーブに、樹皮も佃煮、花山椒も美味しいようです。サンショウは雌雄別株。この株に実がなるかどうかが問題です。これは雄株でしょうか、雌株でしょうか。
5)-6) サンショウの花。これは雄花のようです。残念。こうなったらと、雌株を探し回りました。
12) やっと見つけたもう一つのサンショウの樹。しかし、これも雄株でした。どうも野生のサンショウは雌株は少ないらしいです。うーん残念。仕方ないので葉の匂いを何度も嗅いで楽しんだのでした。(2021/4/13)
<果実>
14) この春にサンショウの花を紹介しましたが、その時は雄株しか見つかりませんでした。雌株は少ないらしいので諦めていたら、実が生っていたサンショウの樹を見つけました。おお、こんなところに雌株があったと喜んだのですが、赤い実と黒い実があります。普通は熟していくとだんだん赤が黒になっていくものなのですが。それにしては大きさが違うのは何故?
15) サンショウの果実。赤いサンショウの果実がはじけて、黒い種子が出てくるんですね。黒い種子には、果皮が残っていて、これがもともと赤かったわけです。ちなみにこの果皮を砕くと粉山椒、鰻のかば焼きにかけるやつですね。佃煮にする実山椒は、若くて青い果実のこと。黒く熟した種子は苦くて食べられないけど漢方薬になるそうです。迷った末に、採取せずにそのままにしておきました。(2021/11/17)
<紅葉>
17) 見た目パッとしない紅葉第4弾。パッとしないのは、じつは写真のせいかもしれないです。紅葉ってなかなか写真にうまく写らなくて。もっと鮮やかな黄色だったんですけどね。これはサンショウです。拡大してみると分かります。
18) サンショウの黄色い葉。一枚一枚が綺麗ですね。これは雄株です。見上げているので葉の裏側ですが。その先に見ているのもサンショウの葉です。何故雄株といったかというと、近くの雌株はまだ全然色づいていないのです。沢山の実が付いた雌株は、栄養をたくさん蓄えているためなのでしょうか。それとも偶然なのでしょうか。(2021/12/3)
<冬芽>
22) 冬の落葉樹林は葉がすっかり落ちて寂しいです。しかし葉がないことで、一本一本の樹がはっきりします。この写真には、根元まで写っている樹は7本ありますが、葉が茂っていると何本の樹かあるのか一目では判別できないのです。ここは毎回のように来る場所なので、どこに何の樹があるか大体わかったつもりになっていたのですが、改めて一本一本それぞれが何の樹だったのか、あれあれ?と分からなくなってしまい、地図に書き始めました。葉があればすぐわかるはずなですが。。。今日はそのなかで、すぐわかった樹を紹介します。中央の樹から少し右に離れた樹です(右端から3番目)。
24) 棘がありますね。このあたりに生えていて棘があるという樹と言えばサンショウです。一見面白くとも何ともない枝ですが、このサンショウの枝は面白過ぎてたくさん撮ってしまいました。拡大すると分かります。
25) サンショウの冬芽です。丸い帽子のようなのが冬芽です。その下の顔みたいなのが、葉痕。葉が付いていた跡ですね。この葉痕がいろいろあって面白いのですが、このサンショウは棘が手のようで傑作です。
26) おまけでもう一枚。こちらは枝のてっぺんの冬芽(普通は頂芽といってここから枝を伸ばすが、サンショウの場合は側芽なので仮頂芽と呼ばれるようです)です。こうなるとほとんど芸術品です。(2022/1/5)
<雌花>
28) 樹木の花は雄花と雌花に分かれている場合が多い。雌雄同株といって同じ樹に雌花と雄花が咲くのなら見つけやすいが、雌雄別株といって、どちらか一方しか咲かせない場合は、まず雄株と雌株を見つけなければならずやっかいだ。実が生れば雌株とわかるので、まずこれは雌株と覚えておき、花が咲くのを気長に待つ。写真は、サンショウの雌株だ。3月下旬に芽生えて、蕾ものぞかせていた。雌花が咲くのを楽しみにしていたのである。
29) 3週間後、うっかり忘れそうになっていのだが、ふと思い出して、サンショウの雌株を観察した。よかったよかった。まだ雌花が咲いていました。サンショウの雄株は、黄色い鮮やかな雄花を咲かせるのだが(この時はまだ咲いていなかった)、雌花は地味で目立ちません。野生のサンショウは雌株は少ないらしく、これが唯一見つかった貴重な雌花なのです。(2022/4/26)

1)-2) 2021/4/3  3) 4/4  4)-5) 4/3  6) 4/10  7) 4/4  8)4/3  9)-11)  4/6  12) 4/11 13) 11/13  14) 11/12  15) 11/13 16) 11/20 17) 12/3  18)-19) 11/28  20)-21)  12/3  22)-26) 2022/1/4 27)-28) 2022/3/25  29) 4/21

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