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15)ムラサキシキブ
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16)ムラサキシキブ
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コムラサキ
クマツヅラ科(シソ科)ムラサキシキブ属
本州、四国、九州、沖縄 山麓の湿地や湿った原野 落葉低木(高さ2mほどになる) 自生している個体にはめったに出会えない ムラサキシキブとして庭に植えられているものの多くは本種 葉の鋸歯が上半分にしかないことや、花序の柄が葉腋より上に付くことなどで、ムラサキシキブと区別できる<3>
湿地や川岸に稀。庭木に普通 枝はたれ気味に長く伸びる<4>
これは植樹されたものと思われる。

<そっくりさん>
識別点1 コムラサキは 葉の鋸歯が上半分にしかないが、ムラサキシキブは下半分にもあるとされる。しかし、ムラサキシキブの下半分の鋸歯も弱く、その区別は微妙(写真7と写真15)
識別点2  コムラサキは花序の柄が葉腋より上に少し離れて付き、ムラサキシキブは離れないされるが、これも微妙(写真12,13と写真16)
 やはり、実の付き方が全然違うのが最大の違いだろう。コムラサキは一房の実も多く、房も多い。4)のように房が並んで付くのもムラキシキブには見られない

1)紫の実がわさわさと付く。
3)4)枝が垂れ下がって見の房が並ぶ。ムラサキシキブはこんな実の付き方はしない。なお3)の赤い葉の樹はハゼノキか(従ってこちらも植樹だろう)。

久しぶりのこの森の定点観察です。見事に実が付いたムラサキシキブです。しかし、一目見てこれはムラサキシブではありえないという直感を持ちました。この森にはムラサキシキブは多い。しかしどの個体にもこれほどの多くの実は付いていないのです。となると庭木で"紫式部"という名で植えられているコムラサキでしょう。コムラサキの自生はめったにないらしく、この樹のあったのも、関東に分布していない樹を見つけた場所なので植栽されたものと判断しました。念のため識別ポイントを確認してみました。ところがこれが意外に難しい。何度も足を運んでしまいました。識別ポイントとは葉の形とか枝の付き方とか、パーツに分解して観察します。全体の雰囲気が違うというのでは客観的な判断がつかないからです。ところがパーツに分解してしまうと、その差はわずかで微妙でした。パーツはムラサキシキブとほとんど同じなのです。しかし全体の雰囲気が決定的に違うのです。ムラサキシキブはこんな実の付き方は絶対にしないという主観を大切にして、これはコムラサキです。(2020/12/3)

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