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オニシバリ 鬼縛り 別名 ナツボウズ
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
本州(東北地方南部~東海地方東部の太平洋岸、近畿地方以西)、四国、九州 落葉樹林内 落葉小低木(高さ1m以内) 夏に落葉する 花は2-4月 果実は5-7月に赤く熟す 雌雄別株<2>
丘陵~山地の乾いた落葉樹林内や岩場にやや稀 関東南部~東海東部に多い 秋に葉が出て、冬の間に葉を付け、夏に落葉する、珍しい冬緑性の落葉樹 葉は草の様な質感<4>
靭皮繊維が強いので鬼を縛ることができるという意味<10>

1)-3) 2月、いつの間にか生えていて花が咲いていた。野草と思ったが、念のため常緑樹を調べたが正体不明
4) 4月、実が付いた
5) 5月赤く色づく
7)-8)  落葉してしまった。冬緑性の落葉樹だったのだ

1)-3) 今日は奇妙な樹を紹介します。おかげて正体を判明するのに苦労しました。これは2月の写真です。早春に早々と花が咲いていました。この場所に樹があった覚えはないので、野草かと思っていました。樹だとしたら常緑樹。しかしいくら調べても正体不明でした。この森の草地には何本も生えていたので気になりましたが、様子を見ることにしました。
4) 4月。早々と実が付きました。野草にしては、大きいです。やはり樹木なのかな、ますます気になり始めました。
5)-6) 5月。赤く色づきました。赤くなると目立ちます。あちこちにたくさん生えているのを発見しました。こうなると正体を何としても突き止めたくなります。いくつかの候補が見つかりました。決定的だったのは、その候補の中に、夏に落葉する、という珍しい樹がありました。
7)-8) 6月。落葉しました!! これはオニシバリ。ジンチョウゲ科。ミツマタがそうですね。和紙の原料のミツマタと同様に繊維が強い。鬼を縛ることができほど強いからオニシバリ。別名はナツボウズ。その意味は分かりますね。世の中には奇妙な樹があるものです。(2021/6/10)
<なぜ夏に落葉するのか>
他にはシダの一種のアオネカズラがあるくらいみたいです。何故なのかは諸説あって、夏の林内は日が射さないので低木にとっては葉を落としても同じだから他の樹が葉を落とす冬に資源を集中させるとか、もともと日陰に強い樹の夏の高温対策だとかありますが、オニシバリだけ何故かの説明になってないです。長い進化の過程で結果的に生き残ったからという、進化論の例によって例の説明しかなさそうです。
1)-2) 2021/2/14  3) 3/6  4) 4/18  5) 5/22  6) 5/30  7)-8) 6/5

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