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オオシマザクラ 大島桜
バラ科サクラ属
房総半島、三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島 沿海地の丘陵や低い山地 落葉高木(高さ8-10mになる)  葉の展開と同時に咲く 他の桜に比べて潮風に強い<1>
伊豆諸島が本来の自生地と言われるが、かつて薪炭様に植林され房総半島~伊豆半島に野生化 サクラ類の中では葉、花、実ともに大型で、全体無毛。葉はヤマザクラに似た葉形で、鋸歯が糸状に長く伸びることが特徴。多くの栽培種の交配親となっており、本種を中心とした栽培品種を総称でサトザクラと呼ぶ<4>

1) 道から離れた照葉樹林帯に咲いていた。一見、花が大きい。以下、400mm望遠。
2) 若葉がヤマザクラのような赤茶色ではない。
3) 一部紅色の花がある。オオシマザクラは白なので、サトザクラかもしれない。
6) 鋸歯が糸状に長く伸びるのはオオシマザクラの特徴
7) 萼片に鋸歯があるのは、オオシマザクラの特徴

1) 桜シリーズ続きます。今年度最後の日曜日、この森も今年度最後となるが、残念ながら雨模様。見慣れた樹々たちに挨拶をしながら急ぎ足。道脇の手の届く範囲の樹々はほとんどが名前が判明したお馴染みさんだが、見逃しているのも多いはずだ。葉の形や付き方で半分ぐらいはわかっただろうか、樹皮でわかったのはごく少数。紅葉や実や冬芽で初めてわかったのも多いなあ、と思い出に浸る。そして春。花が咲いて、こんなところにいたのか、と初めて知った樹も多い。今日のこの写真、登山道から離れた照葉樹林の中で咲いていた。ここにもヤマザクラかと思ったが、一見で、違うと感じた。花が大きいのだ。 
サクラはソメイヨシノを初めとして多くの栽培品種がある。自生しているサクラも種類は多い。大抵は葉の形で区別がつくようだ。望遠で写して確認してみた。鋸歯が糸状に伸びていた(6)。萼片にも鋸歯(7)。ということは、オオシマザクラだ。オオシマザクラは、ソメイヨシノの親だ。というか、多くの裁判品種を産んでいる。房総半島から伊豆半島にかけた沿海地に自生するというので、この森にあってもおかしくない。ただ紅色がかった花もあるので、オオシマザクラの特徴を濃く残した雑種かもしれない。(2021/3/28)
桜餅の葉はこのオオシマザクラ。葉の鋸歯の先端が糸状なのですぐわかる。オオシマザクラの葉は香りが良く、かつ香りが消えないかららしい。(2021/6/18)



1)-8) 2021/3/28  すべて望遠400mm

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