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フサザクラ 総桜  別名 タニグワ
フサザクラ科フサザクラ属
本州、四国、九州 谷筋や崩壊地、やせ地に多い 落葉高木(高さ7-8mになる) 両性花 開花は3月下旬 花弁も萼もない ヤマグルマやカツラ科の類縁 パイオニア植物の一つ  成長が早く萌芽によって個体を維持し続ける 新葉は赤みを帯びる<1>
山地~丘陵の谷沿いや明るい斜面などにやや普通 葉は円形~丸みのある三角形で、長く突き出る先端と、ところどころに飛び出す鋸歯の形が独特で見分けやすい。ハクウンボクやツノハシバミの葉にやや似るが、本種は葉柄が長い。<4>

1) 樹木の識別は、葉で大抵は可能なのだが、細部まで場合によってはルーペで拡大しないと区別できないことも多く難易度は高く、初見で見分ける域に達するのは大変なことだ。花がみつかれば比較的容易なので、花の季節の春から初夏にかけては、葉は諦めて花に注目してきた。花は絵になるしね。しかし最近は花が少なくて悩ましいのである。そんな中、特徴のある葉をみつけたのでした。ここは、森の北側の谷底です。雨の時だけ水が流れる沢になっている。垂直に立ち横にも広がっている樹の葉が、見たこともない形をしていたのでした。拡大してみましょう。
4) この葉は、フサザクラです。サクラの仲間ではありません。カツラに近い古い時代から生き残ってきた植物といいます。それにしても、こんなに特徴のある葉なのに、なぜ今まで気が付かなかったのでしょうか。どうもこのフサザクラはパイオニア植物といって、たいへん成長の早い樹だといいます。あっという間に葉を伸ばしたのでしょう。早春に咲く花も面白いみたいなので、この場所を記憶に留めて来春を待ちたいと思います。(2021/6/22)
1) 2021/6/13  2)-12) 6/20

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