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メタセコイア
ヒノキ科メタセコイア属
絶滅したと考えられていたが1945年に中国の揚子江の支流で発見され生きている化石として有名になった。葉や枝が対生するのが特徴 中国南西部原産 落葉高木(日本では高さ20m 直径50mになる) 雌雄同株 よく似たラクショウは葉が互生し、球果が大きいので区別できる<3>
公園樹、街路樹に普通 葉も枝も対生して、冬は小枝ごと落ちる<4>

1)黄--と並んだ樹々。黄色はヤマブキ、緑はネズミモチだ。赤が問題。この紅葉した樹は何であるか。この樹はこの森の入口付近にあるので、もう何十回もその前を通っているが、赤く色づくまでは全く気が付かなかった。まわりを常緑樹に囲まれ埋もれているからだ。高さは20mにもなろうか。幹の直径は60cm。巨木と言っていいだろう。これだけ大きい樹で赤く色づく樹はケヤキぐらいしか思いつかない。しかし何気に写真を拡大してみたら針葉樹っぽい。針葉樹で紅葉??? 
針葉樹で紅葉するといえばメタセコイアが有名だ。各地にメタセコイアの並木がある(この市内にもメタセコイア並木として売り出している街路樹がある)。この樹は、絶滅したと考えられていたが、1945年に中国の揚子江の支流で発見され、生きている化石として有名になったものだ。まさかそれがこの森に? 悩みました。写真は望遠で撮った葉です。調べたら紅葉する針葉樹にラクウショウという樹があるが、こちらは互生。この写真は葉も枝も対生(7)。どうもメタセコイアのようだ。 
9)10)さらに望遠で発見したのがこれ。果実かと思ったが、雄花のようだ。花も合致しているのでやはりメタセコイアなのか。どうもメタセコイアが発見された後、中国から譲り受け、全国に配られて植栽されたという。1950年のこと。それから70年たっている。樹の成長には充分な期間だ。しかし人間の時間としては長い。この森は当時は公園のように色々な樹が植えられ観光客が見に来ていたのかもしれない(2本のメタセコイアが並んでいる! )。いつの間にか、この森は古くからの森が残っている自然林としての存在になり(今は伐採や植樹は禁止)、メタセコイアのことは忘れ去られた、ということなのかもしれない。森の歴史を調べてみると、ほとんどが人間の歴史に他ならない。人がいかに森を破壊し守り再生したかという歴史だ。この森を理解するにも、人間がこの森に関わってきた歴史を知らなくてはいけないのかもしれない。そんな人の思惑と関係なくこのメタセコイアは立派に育っているのだ。 
13)メタセコイアの付近は完全に森林となっていて、植栽とは思えないのだが、よくよく見てみるとヤシ(トウジュロかな←中国原産)があるではないか70年前には、メタセコイアとヤシが植えられ、看板が立てられ、「生きた化石」を見るために大勢の人が集まってきたのかもしれない。
 →のち、この植えられたヤシという判断は誤りかもしれないことが判明。シュロを参照。
1)-4) 2020/12/23  5)-13) 12/26





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