1) 登山道脇の小木
1) 登山道脇の小木
2)野草だろうか
2)野草だろうか
3) 互生 全縁にみえる
3) 互生 全縁にみえる
4) 互生 全縁にみえる
4) 互生 全縁にみえる
5)これは小さな鋸歯がある
5)これは小さな鋸歯がある
6)かすかな鋸歯
6)かすかな鋸歯
7)上の2つの鋸歯
7)上の2つの鋸歯
8)裏
8)裏
9)葉枝に毛
9)葉枝に毛
10)毛が一面に
10)毛が一面に
11)先端に葉
11)先端に葉
12)裏も毛が多い
12)裏も毛が多い
13)
13)
14)
14)
15)花が咲いた
15)花が咲いた
16)筒状花の集合体
16)筒状花の集合体
17)2年枝の葉は細長い
17)2年枝の葉は細長い
18)2年枝の葉は鋸歯目立つ
18)2年枝の葉は鋸歯目立つ
19)
19)
20)
20)
21)
21)
22)
22)
23)
23)
24)
24)
25)
25)
コウヤボウキ 高野箒
キク科コウヤボウキ属
本州(関東地方以西)、四国、九州 山地の日当たりのよい林縁など 落葉小低木(高さ50-100cmになる) 花は本年枝の頭花1つずつ 高野山で枝をほうきの材料にした キク科の小低木は2種のみ<3>
丘陵~山地の多少乾いた林内や林縁に普通<4>

この森で最近お気に入りの海が見える照葉樹林帯の東中道の急坂を登る。この海側は南側でもあり、この季節暖かい日を浴びることができるのだ。もう花はないと思っていたが、足元にはたくさんの花が咲いていた。これは野草なのか。
実は、その4日前、ウツギの果実を探していて写真のような蕾がたくさんついていたのを見つけたのだ。しかし、野草なのか樹なのかもよくわからず、葉だけではさっぱり見当もつかないので、花が咲くのを待っていたのだ。
そして、この日曜日に行ったら見事に花が咲いていた。小さな花の集合体。キク科だ。となると野草かと思ったが、キク科にも樹木が少ないながら存在するのだった。コウヤボウキというらしい。高野山でこの樹の枝を箒にするという。そして、キク科といえば別の場所で野菊も沢山咲いていた。しかし野菊はいろいろな種があり区別が難しいことを知る。次にこの森に行ける土曜日が待ち遠しい。(2020/11/5)
コウヤボウキ属には、もうひとつナガハノコウヤボウキがあるが、無毛で鋸歯の数が多いという。この個体の本年枝の鋸歯は全縁と見間違えるほと鋸歯が目立たず、かすかに片側に2つしかない。若干疑問だがコウヤボウキとした。
<冬芽と果実>
19) 冬にも果実が残っているシリーズ。これはコウヤボウキです。枯れた葉も付いたままです。冬芽に注目しない限り見過ごしますけどね。よおく見てみましょう。
22) コウヤボウキの果実です。たんぽぽみたいですね。それもそのはず、コウヤボウキはたんぽぽと同じキク科ですから。ただ、キク科の樹木は、このコウヤボウキとナガハノコウヤボウキの2種だけです。
23) コウヤボウキの冬芽です。白い毛でおおわれています。防寒でしょうか。じつは、この樹はナガハノコウヤボウキかもしれないと思っていたのですが、この冬芽のおかげでコウヤボウキと確定です。ナガハノコウヤボウキには毛がないのです。と判ると、ナガハノコウヤボウキを探したくなります。(2022/2/25)
<芽ばえ>
24) 年度末の職場は、異動する人、何より退職する人の労に感謝し、新たな門出が希望となるよう祝う人たちで溢れている。この日ばかりは、日ごろの憂さを忘れさせてくれる。希望がすぐ落胆に変わることが予想出来ていてもである。でも、時の区切りというものはいいものである。植物たちにとっても、この季節が一年のうちで一番大きな時の区切りではないだろうか。芽生えである。芽生えは、冬芽とか花とかに比べると、見た目はどれもみな似たようなものなので、"美しさ"を感じたものを紹介しよう。これは何度か紹介しているコウヤボウキだ。先端の星型は何だろうか。
25) コウヤボウキの芽生え。こちらはの先端はまだ果実が残っている。さきほどの星型は、この果実が取れて、恐らく萼が残ったものなんでしょうね。(2022/3/31)


1) 2020/11/1  2)3) 10/28  4)-6)11/1  7)-14) 10/28  15)11/1  16) 10/28  17)18) 11/1 19)-23)2022/2/18  24)-25) 3/25

You may also like

Back to Top