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アスナロ 翌檜 別名 マキ、ヒバ
ヒノキ科アスナロ属
本州(岩手~中部地方)、四国、九州 山地の尾根や湿原。純林になる場合もある。常緑高木(高さ30mになる) 雌雄同株<53>
冷温帯の山地にやや稀。北日本に多い。本科最大の鱗状で、葉裏の聞こえ体が大きいので見分けやすい<54>
1)-6) 切込湖 コメツガ林より標高が低い隣接地点。亜高山帯。
7)-10)  切込湖 山地帯の低木
5)  気孔が大きい

1) 切込湖の亜高山帯のコメツガ林の手前、少し標高の低い地点に広がっていた森です。一見、スギ、ヒノキの人工林にそっくりです。人工林は密度を高く植林するので、成長する前に間伐をしないと、森が暗くなり荒れた森になってしまいます。それにそっくりにみえたのですが、下層植生はしっかりあるし樹の太さもバラバラで人工林ではなさそうです。自然の状態でも針葉樹の森ってこんな感じなのかと感心したのですが、ではこれらは何の樹なのでしょうか。 
3)4)あれあれ、これはヒノキの葉にそっくりです。ヒノキはこのあたりには自生していないと聞いていたので、やはり人工林なのでしょうか。 
5)葉の裏は、明らかにヒノキとは違います。これはアスナロです。"明日"、ヒノキに"なろ"うということでこの名があると言いますが、牧野富太郎によると俗説とのこと。アスナロは、亜高山帯に限らず低地にも良く育つようですが、このあたりの亜高山帯に比較的多くみられました。
2022/6/17  →山旅日記

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