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スギ 杉
ヒノキ科スギ属
本州、四国、九州 山地の沢沿いに多いが岩上や湿原の周辺にも生える 常緑高木(高さ50mにもなる) 寿命が長い ふだん目にするのは人工的に植栽されたもの ヒノキ林に比べスギの人工林にはほかの植物が育ちやすい 雌雄同株<3>
低地~山地まで木材用に大量に植林され、野生化も多いので自生との区別は難しい。自生はモミ、ツガ、ブナなどと混生し山地の尾根や岩場にやや稀 葉は枝にらせん状に付き類似種はない<4>

1) この森のスギは元々人工林。綺麗に並んでいる。
3) 葉は特徴的。
6) 果実。
7)-9)  雄花。これが花粉を飛ばす。
10)-11)  ケヤキ広場(F)を見下ろす場所の個体の果実

「日本の森列伝」(読書メータ 参考文献の107)の12の森のうち3つがスギ林だったのが意外だった。スギといえば人工林の代表格。正直、スギの人工林は面白くない。多くが荒れていて暗く下層植生もなく陰欝だ。人工林も適切に手入れをすれば植生は豊かだというが、なかなかお目にかかれない。スギにはそんな悪いイメージがつきまとうが、本書が紹介するスギ林は原生林だ。スギは長寿の樹なので千年以上の歴史を積み重ねたスギ林の描写に、改めてスギを見直したのだった。
1) ということで、この森のスギを紹介する。当然元々が人工林なのだが、半ば野生化して幼樹もみられ、まあまあそう悪くはない森となっている。お気に入りのニリンソウはこのスギ林に群生しているし。しかしスギといえば花粉です。
7) これがスギの雄花。これが花粉を飛ばすわけだ。これだけ見ると大したことはなさそうだが。。。。
8) スギの雄花の問題は、もうやたらめったら雄花が付くのです。戦後の大造林で森がスギだらけになって、一斉に花粉を飛ばすわけだから花粉症にもなるというもの。もっとも私は重症の花粉症持ちだが、スギ林の中に入ってしまえばそうは症状は出ないので、排気ガスとかコンクリートで花粉が舞い上がるとか、様々な要因はありそうだ。今後、植えるスギはすべて無花粉スギになるというから、何十年先はスギの花粉が少なくことを待つしかないかなあ。(2021/2/7)
<果実(球果)>
10) やっと終わった1週間。明日は森にシダと冬芽を探しに行けるのだ。今回は冬芽ではなく、少しの前の写真です。青々としていますが、今でもそう変わらないでしょう。これはスギです。この森の一画は元々はスギの人工林だったようで、高さ15mにも育ったスギがたくさん残っているのですが、珍しく若いスギを見つけたのです。観察にちょうどよいぐあいです。どうやら実をつけているようです。
11) スギの果実(球果)です。20-30個のかけら(果鱗)からなり、それぞれに種子が2-5個つくといいます。もうじき花が咲いて花粉をたくさん飛ばすようになり、重度の花粉症の私としては近づきたくないので、今のうちに紹介する次第です。(2022/1/14)
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