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A ユキノシタ 雪の下
ユキノシタ目ユキノシタ科ユキノシタ属
湿った岩の上などに生える多年草。花期5~6月<51><52>
ハルユキノシタは花弁の赤い斑が無く、葉の斑紋もない
A4) 上の花弁の赤い斑紋はやや薄いがたしかに認められる。
A2)"この森"に戻ります。この花は昨年も見つけましたが、一株だけ。今年は、全く違う場所に咲いていました。好きな花なので紹介します。ユキノシタです。
A4)ユキノシタは、仲間も多く、この森では、これしか見つけていませんが、奥深い山ではいろんなのを見かけます。山旅再開とあって、いろんなユキノシタの仲間たちを探したいなあと思って「ユキノシタたち」としました。例えば、ユキノシタは白い花弁に赤い斑紋と黄色い斑紋がありますが、黄色い斑紋だけだとハルユキノシタ、さらに下の花弁が細長いとジンジソウ(人字草)、上の花弁も細長いとダイモンジソウ、、と現在予習中なのです。(2022/5/19 B)
A1)-A4) 2022/5/19

B ズダヤクシュ 喘息薬種
ユキノシタ科ズダヤクシュ属
山地~亜高山帯のブナ帯から針葉樹林帯の林内に映える多年草。特に、亜高山帯の針葉樹林帯に多い。花期6~8月。長野県の方言で喘息のことをズダといい、この草が薬用になるという。<52>
B6) 花茎や葉柄に腺毛が密集する。萼は5裂、花弁は針状、雄しべは付出10個
B7)  つぼみ。葉は心形、5浅裂。
B1) 日光山旅2日目は、刈込湖です。奥日光の一番奥の湯元温泉のさらに奥にある湖です。朝7時50分、日光駅前のホテルからバスに乗り1時間20分。湯元温泉からの周回ルートで6時間余り、4時間の地点でバスも拾えるので余裕を持った山行ができます。もともと雨を想定していたので、途中で宿泊地の湯元温泉に引き返せること、もともとこのルートは"山頂"がなく展望は望めないので天気が悪くても後悔がないこ、が選択の理由でした。意外に晴れ間も出るまあまあの天気だったのでルートを変えようかとも思ったのですが、良い方に変わったわけなのでよしとしました。行ってみて知ったのは、この一帯の森林が素晴らしかったこと。ちょうど、山地帯から亜高山帯へと植生が変化する様子がよく判ったのでした。出発の湯元温泉の標高は1,480mで、もっとも高いところが1,730m。つまり大して登らないのですが、この地域の山地帯と亜高山帯の境界がちょうど1600mなので植生の変化がよくわかるのです。写真がだいたい標高1600mあたり。ミズナラなどの広葉樹林とヒノキみたいな針葉樹が混ざっています。
B2)B3)まず、野草の花から紹介しましょう。それまで地面に咲いていたのは、シロハナノヘビイチゴやタチツボスミレが多かったのですが、このあたりから、見知らぬ野草がみられるようになりました。この花は沢山咲いていました。なかなか可愛い花です。
B4)B5)これは、ズダヤクシュ。ユキノシタ科ズダヤクシュ属。ズダヤクシュ属は日本ではこの1種のみ。亜高山帯の針葉樹林帯に多い花だと言います。漢字で書くと喘息薬種。長野県の方言で喘息のことをズダといい、この草が薬用になるといいいます。そのままの名前ですね。山の人には身近な花だったんでしょうね。私にとっては珍しいので、写真を撮るのに夢中になってしまいました。
B6)ズダヤクシュの花のアップ。小さい花ですが、よく見ると可愛いです。針状のが花弁で、雄しべも突き出ています。(2022/7/2)
B1)-B7) 2022/6/17  日光・刈込湖 標高1600m→山旅日記

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