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ネムノキ
マメ科ネムノキ属
本州、四国、九州 川岸や原野に多い 落葉高木(高さ10mになる) 両性花 花期6~7月 夜になると葉は垂れ下がり、小葉が閉じて、眠っているように見える<2>
林縁や原野、川沿いなどに普通 2回羽状複葉を持つ本州産樹木は、ジャケツイバラと本種のみ<4>
この属は熱帯系のもので、産地としては我が国のネムノキが北限。南方には多くの種類があって、花の美しいもの、有用なものがある。5月中旬に萌芽する。萌芽か遅いから眠りの木<10>

2) 2回羽状複葉
9) 樹皮は皮目が多い

1) 森には何があるかわからない、今日はつくづく感じました。こう暑くては森の中から出たくない、しかし森から草地に出なければこの季節は花はない。まあ仕方がないかと、今日はひたすら森の中でササばかりを見て歩いていました。しかしササは識別するのが難しく頭を捻りながら森の端まできて、ふと見上げると頭上の高い樹に何やら赤いものが付いていました。葉の形も変わっていて、どうやら初めて気が付いた樹のようでした。まさか花のわけは。。。
5) 何と、美しい花です。葉は2回羽状複葉という珍しいタイプ。ネムノキです。こんなところにこんな樹があるとは。調べてみると林縁や原野に普通に自生する樹のようです。この葉なら、よく観察すれば一発で判ったはずですが、高木だからなあ。この森にはまだまだ発見できていない樹がたくさんありそうです。ちなみにネムノキの仲間は熱帯に多く、花の綺麗なのが多いそうです。夜になると葉を閉じるから、または、萌芽が5月中旬と遅いから、「眠りの木」。だから花期も遅いんですね。(2021/7/18)
<実>
10) 山旅の想い出に夢中になってしまいましたが、きりもないので、そろそろ"この森"に戻って、実りの秋シリーズです。これは雨の中のネムノキ。先月7月18日に可憐な花が咲いていたことを紹介しました。芽生えが遅くて、花の咲くのも遅いから眠りの木。ところが、もう実が生っていました。早いですね。夜は葉を閉じるといいますが、雨のの中でもしっかり葉は開いています。拡大してみましょう。
11) ネムノキの実。さやえんどうみたいですね。これはマメ科ですからね。はたして食べられるのでしょうか。(2021/8/18)
12) 【ネムノキは眠っていたか】雨続きの休日。今日もどんよりとした雲が重く垂れこみ、怪しい雲行き。この森に向かうが、案の定、雨が降り出してきた。足場は悪いし、止みそうにもないので、そそくさと退散する。ふとネムノキを見上げると、何だか、元気がないな。豊かに茂っていた葉が薄く感じる。日がずっと射さないから、半分眠っているのかもしれない。こう雨続きだと、私だけではなくネムノキもうんざりしているようだ。(2021/9/12)
<冬芽>
14) 先週、コゴメウツギの冬芽を紹介した時に、予備芽でリスクヘッジをしてるという話題になりました。予備芽をもつ樹木を調べたところ、ネムノキもそのようなので、確認してまいりました。もっともこのネムノキは高さ7mくらいと大きく育っていて、望遠でやっと写せるかどうか。400mmの超望遠でこんな感じです。さて冬芽はどこにあるでしょうか。
15)  うーん、葉痕らしきものはあるようだけど、冬芽はみつかりません。どうも調べてみるとネムノキの冬芽は、ずっと葉痕に隠れているのだとか。つまり、芽生えの瞬間にしか出てこないらしいです(陰芽)。予備芽どころの話ではありません。ネムノキの開花は5月中旬なのでだいぶ先になりますね。
16) 代わりと言っては何ですが、ネムノキの実がまだ残っていました。どうもネムノキはみんなそうみたいです。この時期まで残るのも珍しいです。夜に眠るネムノキは色々な面で個性的なんですね。
17) ちなみに白いのは害虫のカイガラムシです。たくさん付いていて心配です。(2022/1/23)

1)-9) 2021/7/18   10)-11)  8/14  12)  9/12  13) 2022/1/22  14-17) 2022/1/23

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