1)
1)
2)
2)
3)
3)
4)
4)
5)
5)
6)
6)
7)
7)
8)
8)
9)
9)
10)
10)
キブシ
キブシ科キブシ属(1科1属 日本では本種のみ)
北海道(西南部)、本州、四国、九州 雑木林や林縁、山地の道端など。湿り気と日陰を好む 落葉低木(高さ2-4mになる) 地域的な変異が多い 昔は髄を灯心に、果実に含まれるタンニンをお歯黒に用いた 雌雄別株<2>
林縁や明るい林内、谷沿いに普通 サクラ類に似た葉形で際立った特徴はない。花芽があれば見分けやすい<4>

1)-5) 3月に葉が出る前に花が垂れ下がり目立つ。
6) 雄しべには花粉がある。雄花のようだ。ということは雄株か。しかし(下のコメントへ)。
7)-8) 2月のつぼみの状態の花。
1)-4)葉の生い茂る夏にも、葉を落とした冬にも全然気づかなかったが、いきなり一斉に花が咲いて初めて気づいた樹がある。葉を出す前にいきなり咲いたので、なんだこれはとびっくりしたのでした。黄色いブドウの房のようなものをつけていました。これは実でしょうか、いつの間に実ったのでしょうか。この樹の名前はキブシだと思います。キブシ科で日本にはこのキブシ1種のみと言います。拡大してみましょう。
5) よく見ると、これは花のようです。葉が出ていない状態で、わさわさとこういう花が咲くというのには驚きました。もっと拡大してみましょう。
6) この花には雄しべと雌しべがあるようです。しかし、キブシは雌雄別株と図鑑にはあります。雌花だけ咲く雌株と、雄花だけ咲く雄株。雌花は雄しべが退化し、雄花は雌しべが退化している。となると、この雄しべは明らかに花粉が付いているので、真ん中の雌しべが退化しているというわけです。ということは、この樹には実はならない。雌株を探さなければいけないな。キブシを探すには、この時期が一番良い、急がなければ、とここまで書いていたら、キブシには両性花もあるという説(不完全雌雄別株説)もあるらしい。というこはこれは両性花かも。この樹に実がなれば両性花ということになります。実がなる夏が楽しみです。(2012/3/15)

1)-6) 2021/3/14  7)-8) 2021/2/28  9)-10)  3/14





You may also like

Back to Top