
A1)

A2)

A3)上唇が4裂 下唇は内側に巻く

A4)

A5)筒部の背面膨らむ

A6)

A7)対生

A8)裏 基部が細くなり枝に付く

A9)

A10)枝に綾。毛あり

A11)裏の脈上に毛

A12)芽?

B1

B2

B3

B4

B5

C1

C2

C3

C4

C5
A ヤマハッカ
シソ目シソ科ヤマハッカ属
全国。山野にごくふつうに見られる。花期9~10月<51>
上唇は4裂、下唇は内側に巻く
5)筒部の背面膨らむ
8)葉の基部が細くなり枝に付く
11)葉裏の脈上に毛
この森に通い続けて意外だったのは、秋にさまざまな野草の花が咲いていることだ。白い野菊と並んであちこちで咲いていたのが、このヤマハッカ。ハッカの仲間だけど匂いはありません。山野に普通に見られる花のようです。紫の舌の形の花は色々あってよく似ているので、見分け方のポイントをまとめてみました。(2020/11/15 F)
(秋に咲くそっくりさん)
B アキノタムラソウ
上唇は2裂で下唇は開く。葉は羽状複葉。
B3) 今日も晴れ。梅雨明けも近いようです。昨日、「この森は久しぶりのヤブラン(7)やアキノタムラソウが咲き始めなんだか秋の気配です」とつぶやきましたが、アキノタムラソウはもしかしたらナツノタムラソウではなかったかと、今日、確認してみました。アキノ(ナツノ?)タムラソウが何本も咲いています。
B4) アキノタムラソウは北海道を除く全国の山野の道端に普通に見られるそうです。一方、ナツノタムラソウは神奈川県と東海地方と近畿地方のみ。「ナツノタムラソウは夏咲くので暑くて舌(蕊)を出すが、秋に咲くアキノタムラソウは出さない」とか。この写真は昨日のものですが、雄蕊は出ているといえるのでしょうか。微妙なところです。
B5) 今日のアキノ(ナツノ?)タムラソウです。おやおや雄蕊が曲がりました。これはアキノタムラソウの特徴だそうです。ということで、これはアキノタムラソウで確定。花期は7~11月とのことで、秋の花が早々と咲いたこの森でした。シソ科アキギリ属■ナツノタムラソウの花期は6~8月。ハルノタムソウというのもあるようだが、これは紀伊半島以西らしい。(2021/7/11 F)
C ムラサキケマン 紫華鬘
キンポウゲ目ケシ科キケマン属
やや湿ったところに生える2年草。葉は、2~3回羽状に細かく裂ける。花は茎の上部にびっしりつく。花は左右対称、花弁は4個。花期4~6月<11>
C4) 春が来て、野草の花がどんどん咲き始めたので、シダの前にこちらから。数週間前、この葉は、もしかしたらシダかもしれないと、葉の裏側を見たら、胞子はないし、シダっぽいところは全くないので、草だろうと思ったのが、何の草だろうと気になったのだった。まだ、寒く草もそう生えていないので、早春に生える草ということで何とかわかるかもしれないと思ったのだが、葉だけで草を同定するのは全く持って無理なことがわかった。樹木なら何とかなるかもしれないが、草となると種類が多すぎて全く手掛かりさえ掴めなかった。シダの同定が難しすぎると嘆いていたが、草を葉で見分けるのは、もっと難しいのだ。しかし草は花が咲くのである。そしたら、、今日、早々と花が咲いていたのだ。
C2) 花が咲けば、わかります。これはムラサキケマン。花期は4~6月というから、早咲きだな。2年草だから、越冬したわけだ。漢字で書くと紫華鬘。華鬘とは、仏殿の欄間などを飾る仏具で、もともとは花輪だったのを銅や木や皮で模したものらしい。確かに、この紫は、遠くからでも目立つので、その華麗さを示す名前としたのだろう。(2022/3/13 A)
A1)-2) 2020/11/8 A3)-5) 11/14 A6)10/26 A7)8) 11/8 A9)-12) 11/13
C1)-C5) 2022/3/13