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ツクバネウツギ 衝羽根空木
スイカズラ科ツクバネウツギ属
本州(東北地方の太平洋側、関東・中部以西)、四国、九州 日当たりのよい丘陵や山地 落葉低木(高さ2mになる) 両性花 白ときに淡黄色や淡赤色を帯びる ふつう新枝の先に2個付ける 漏斗状 萼は基部まで5裂<3>
明るい林にやや普通 葉は丸みがあり鋸歯は大きめ 萼片は5個で同じ大きさ 本属の葉は変異が多いので萼片で確認する<4>
2) 葉の鋸歯は大きくなく丸形でもないので悩むが、変異の範囲内か
4) ポイントは萼片。5個で同じ大きさ。
<ウツギと名の付く樹>→ウツギ

1)山旅を再開した大きな理由の一つは、"この森"にはない樹を見てみたかったこと。"この森"で2年間以上も樹木の観察を続けたので、観察眼が養えたかと思いきやそうは簡単ではない。初めて見る樹は結局、地道な観察が必要なのだ。結局、最もわかりやすい花に注目するしかない。今回嬉しかったのは、ウツギの初見種が花を咲かせていたことだ。ウツギという名を持つ樹は、調べた限り3科6属20種以上もある。そのうち写真に収めたのはたった3科3属5種だ。いろんなウツギを観たいと思っていた。天城山の標高950m付近に咲いていた、このウツギは何だろうか。
4) これは、ツクバネウツギだ。山ではなくても丘陵にも良く咲いているようだが、"この森"では見ていない。スイカズラ科ツクバネウツギ属。この属は、花の基部の萼片が目立つのが特徴で、この種は5裂の星形になっている。
5) せっかく遠征して撮ったツクバネウツギなので、どんなところで咲いていたかを追加しておきます。奥の左側の樹です。登山記録のため指導標を撮った時に、何か白い花が咲いていると気付いたのでした。ロープが張ってありますが、これは道迷い防止のためのものですので(間違って直進してしまうのを防ぐため)、ロープを越えて花を確認してみたらツクバネウツギだったわけです。(2022/5/28)

1)-5) 2022/5/20 






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