1)
1)
2)
2)
3)
3)
4)
4)
5)
5)
6)
6)
7)
7)
8)
8)
9)
9)
10)
10)
カンスゲ(とりあえず)
イネ目カヤツリグサ科スゲ属
本州(福島県以西)、四国、九州 冬も葉が枯れず濃い緑色をしている。山地の谷沿いなどに生え叢生する 花期4~5月<52>
常緑のスゲは多くない。ヒメカンスゲ、カンスゲ、ミヤマカンスゲ、ヒゲスゲ、ナキリスゲなど。カンスゲの葉は厚くてかたく縁に逆刺あり。ミヤマカンスゲの葉はやわらかく、縁はわずかにざらつく。ミヤマカンスゲの雌小穂は、鱗片も果胞も直立するのでほっそりしている。カンスゲの果胞は成熟すると開出して横向きになる。果胞の先が急に細くなる。スゲ属の小穂はミヤマカンスゲのタイプが多い。<51>

1)-3)   東道中腹下部
2) 葉はやわらかい感じなのでミヤマカンスゲかも
3)上側が雄花、下側が雌花
4)-9)  東中道中腹
6)雄花
7)雌花
8)雄花が裸になりかけ
9)雌花
10) 東道 上部
10) これは雄花のかたちが違う。ヒメカンスゲか。
1) この森は花盛り。咲き乱れる花を紹介していきます、と言いつつこの写真。なんだこれはとお思いでしょうが、これも立派な花です。春ですからススキではありません。まあ綺麗な花ではありませんが。高山植物を見に行くと、特に希少植物とかその山の固有種とかが気になります。その中によく出てくるのが、イネ科とかカヤツリグサ科の野草です。しかしどこをどう見れば判らず何の野草かちんぷんかんぷんでした。ふと目についたのがこの写真の野草でした。これは突然、花(ススキでいう穂)が咲いていたのです。もうあちこちにあります。何でしょうか。
3) 多分、スゲの仲間だろうと見当をつけたら、常緑のスゲは数少ないようです。たしか真冬にも葉があった気がするので、カンスゲとしておきますが、ヒメカンスゲとかミヤマカンスゲとかもあって難しいです。実がなるとわかるかもしれません。どうも実がなるのに2週間もかからないようなので驚きです。茎の先端に"咲いて"いるのが雄花、茎の真ん中(写真の下)に"咲いて"いるのが雌花のようです。なかなか面白い。スゲ攻略のまずは一歩ということで。(2021/3/23)

1) 2021/3/19  2) 3/17  3) 3/19  4)-9) 3/20  10)3/17

You may also like

Back to Top