マンリョウ 万両
サクラソウ科ヤブコウジ属
本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄 常緑樹林内 常緑低木(高さ30-100cmになる) 両性花<3>
沿海~低山の林内に普通 波状の鋸歯があり全体がやや反り返る 栽培品は樹高1m以下で葉が強く返り、波状鋸歯が目立つ。<4>
<縁起植物>
万両 マンリョウ(本種)
千両 センリョウ(センリョウ科センリョウ属) 粗く鋭い鋸歯 対生
百両 カラタチバナ(サクラソウ科ヤブコウジ属) 細長い葉 鋸歯 互生
十両 ヤブコウジ(サクラソウ科ヤブコウジ属) 鋸歯 輪生
一両 アリドオシ(アカネ科アリドオシ属) 全縁 対生
1)-10) I15 11月8日
1)常緑樹林の中にポツンと育っていた幼木
2)青い実がたくさん
9)鋸歯の凹んだ部分に内腺点
10)脈上に黒い模様
11)-12) I15 12月6日 だんだん色づいてきた
13) I15 12月14日 真っ赤になる
14) I15 1月 1日 実が落ちてしまった
15)-17) D28 頂上の草地の個体(植栽の可能性あり) 1月2日
新年のこの森の定点観察の第1弾は、おめでたいマンリョウです。赤い実をつける常緑樹は多いけど、マンリョウは特に鮮やかかな。この写真は草地に生えていたものですが、この草地には何本もマンリョウがありました。常緑樹林内でもみつけましたが、こちらが本来の姿で、この写真のは栽培品種かもしれません(赤が鮮やかすぎる)。ところで、赤い実をつける縁起植物はマンリョウ(万両)だけでなく、一両、十両、百両、千両もあるそうです。この冬は赤い小判探しかな。(2021/1/4)
1)-10) 2020/11/8 11)12) 12/6 13) 12/14 14) 2021/1/1 15)-17)2021/1/2