A1)
A1)
A2)
A2)
A3)
A3)
A4)
A4)
A5)
A5)
A6)
A6)
A7)
A7)
A8)
A8)
A) トラノオシダ     虎の尾羊歯
チャセンシダ科チャセンシダ属 
本州~九州、琉球 低地の山野や、路傍、石垣に多い常緑性のシダ。葉はやや二形となり胞子葉は大きくて切れ込みが深く、栄養葉は小さくて切れ込みが浅い。<1>
柔らかい草質で常緑。山野、人里の路傍、石垣に、余りに普通に見かけて、"喜びを感じさせない"<2>

A1)石垣に多いというトラノオ類。
A2) このタイプの葉を持つシダも多い。緑色で光沢ナシ、は大きい特徴。
A3) 決め手は、下部羽片が小さくなっていること。トラノオシダとわかる。
A4) 中軸は、溝で凹型。本種と、イワトラノオ、アオガネシダ。一方、中央が盛り上がる敷居型は、トキワトラノオ、コバノヒノキシダ。
A7) ソーラスは長楕円形。一部、裂開している。
A1) シダはどこにでも生える。さすがに4億年生き残ってきただけある。大きな樹の幹とか石垣とか。こういう所に生えるシダは、より古いタイプのようだ。ロッククライミングしなければ見ることのできない希少なシダもあるという。ということで、今日は、岩場を中心にシダを探してみた。しかしこの森に岩場はあまりないのです。で、見つけたのが治山のための土嚢のブロックの間から生えていたシダです。確かにあまり見たことのないシダのようです。
A2) 土嚢の隙間から生えていたシダです。これは初めて見る。しかし例によって、こういう葉の形のシダも、沢山あるのです。あれでもないこれでもないと調べてわかったのが、これはトラノオシダ。虎の尾といえば、野草でオカトラノオとかもありましたね。これが虎の尾とは、そうは見えないのですが。これと似たシダは、10種類以上あるようですが、このトラノオシダは、図鑑に「あまりに普通に見かけて、(見つけた)"喜びを感じさせない"」とありました。なんだ、とがっかりしながらも、トラノオの仲間たちを探してみようと思います。
A8) せっかくだから、トラノオシダの裏。胞子ですね。白い長いのが胞子嚢。一部が裂開して胞子が出ています。(2022/2/27)
A1)-A8) 2022/2/27
★この森のシダ総目次はこちら




You may also like

Back to Top