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イヌガヤ  犬榧
イチイ科イヌガヤ属
本州(岩手県南部以南)、四国、九州 山地。耐陰性が強く暗い湿った広葉樹林やスギ林の中に普通に見られる 常緑低木~小高木(高さ5mになる) 雌雄別株 花期3-4月 カヤに似ているがそれほど有用でないことから<3>
丘陵~山地の林内にやや普通 葉は平面に綺麗に揃って並び、カヤに似るが、柔らかくちぎっても香りがない。<4>
★イチイも柔らかいがらせん状に並ぶ
5) 基部側の葉は短い
9) 葉先に触れても痛くない
10) 気孔帯は2本。

2) この森にはカヤの樹が比較的多い。10m以上の大木も何本かあるし、あちこちで稚樹もよく見かける。しかしなかなか花や果実が見つからない。カヤにに似た樹は多いが、カヤには際立った特徴があって葉を千切るとグレープフルーツの匂いがするのだ。だから針葉の葉を見つけるといつも千切ってみる、大抵が、カヤだ。しかし、ある時、千切っても匂わなかった。葉の先端に触れても痛くない。これはカヤではない。イヌガヤである。
5) イヌガヤの葉。見ただけではカヤそっくりだ。カヤは、種子から油をとれ、食用になるので農家の庭先によく植えられたという。こちらのイヌガヤは、それほど有用でないからイヌガヤという名前が付けられた。イヌガヤは森に普通に生えるらしい。しかしこの森にイヌガヤよりカヤの方が多いのはなぜなのだろうか。かつて農家が植えたカヤがこの森で野生化したのだろうか。このイヌガヤも実は見つからなかった。雄株なのか。まずは、カヤやイヌガヤの花を見たいものだ。花期はイヌガヤが3-4月、カヤが5月だ。(2021/11/18)

1)-12) 2021/10/30 

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