クマノミズキ 熊野水木
ミズキ科ミズキ属
本州、四国、九州 丘陵~山地の林内 落葉高木(高さ8-12mになる) 全国どこにでもふつうに見られる木だが、南に多く、雪国に少ない。ミズキより花期は1か月遅い 初めて発見されたのが熊野だった 両性花<2>
低地~山地の林にやや普通 ミズキに似るが①葉や枝は対生し、②葉がやや細い個体が多く、③葉柄は短く、④冬芽は裸芽で黒い<4>
1)-3) 花はミズキとそっくり
4)ミズキの葉とはだいぶ違う
5) 対生
9) 伏毛が散在
10) 伏毛少しあり
14)-16) 果実
12)-13) F34の大木 まだつぼみだった。
<花>
12) ちょうど1か月前の5月5日にミズキの花を紹介しました。ミズキの開花から1か月遅れてクマノミズキの花が咲くというので、この写真のクマノミズキの花がどうなっているのか確認してみました。右側の高いのがクヌギで左側がクマノミズキです。樹冠に花っぽいのがあるのですが、高すぎて(10mはあります)肉眼ではよく見えませんね。望遠で確認したところまだつぼみの状態でした(13)。まだ早かったかな、でもこれだけ高いところの花ではうまく写せないだろうし、どうしようかと思って引き返したら、思わぬところでクマノミズキの花と巡りあったのでした。
1) ここは森の北側の入り口です。普段はあまりこの入口には来ないのですが、この日(6月6日)はガクアジサイを探しに来たのでした。そしたら目の前にクマノミズキが咲いているではありませんか。ここにクマノミズキがあるとは全く気づきませんでした。花はミズキとそっくりです。だけど葉の形や付き方が違っていて区別は簡単です。それにしても、ぴったり1か月遅れの開花というのには驚きでした。(2021/6/8)
<果実>
1)-11) 2021/6/6 12) 6/5 13)5/31 14)8/9 15)-16) 9/5