ヒメコウゾ 姫楮 別名 コウゾ
クワ科カジノキ属
本州、四国、九州(奄美大島まで) 丘陵から低い山地の林縁や道端、荒れ地 落葉低木(高さ2-5mになる) 雌雄同株 花期は4-5月 ヤマグワに似ているが、冬芽で区別できる(本種は枝に圧着する)。古くは和紙の原料(のち中国産のコウゾに替わった。コウゾは本種とカジノキの雑種)<1>
平地~低山の林縁や道端に普通 ヤマグワとの違いは①鋸歯が細かい、②葉を縁取るように葉脈が繋がる。③葉身基部に微突起がある<4>
1) ヤマグワの多いF地点の麓の林縁にあたる
6)芋のような変形
8) 葉身基部に微突起
3) 残念シリーズ第3弾は、これです。野イチゴのような実が生っていました。こんなに大きな野イチゴの樹はありえないので、調べてみたらヒメコウゾのようです。古来、和紙の原料とした樹ですね。日本に多く自生しているのがヒメコウゾ。のち中国から渡ってきたのが狭義のコウゾ。以来、和紙の原料は専ら狭義のコウゾになったようです。こちらは日本自生のヒメコウゾです。
2) 実をたくさんつけたヒメコウゾ。この場所は、この森の北側の麓の林縁です。たくさんのヒメコウゾがありました。この実が無かったら気が付かなかったでしょう。ヒメコウゾは道端にもよく生える樹といわれますが、この地点はヤマグワが多い旧・里山と思しきエリア(Fエリア)の麓になります。このあたりの農家が植えた名残かもしれません。花も興味深いのですが、来年の4月までお預けです。(2021/6/15)
1)-11) 2021/6/13